読書

エッセンシャル思考をよんで!!その5

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~エッセンシャル思考~
  著 グレッグ・マキューン

今回は、第9章から感想と概要を説明していきたいと思います。

第9章 もっとも厳しい基準で決める。

ある決断をするときに、基準を設けることは難しい課題です。
中途半端に基準を設けてしまうと、何にでもイエスと言ってしまったり、みんながやっ
ているからやるといったことになる恐れがあります。
よって、基準はとことん厳しくする必要があります。
やろうかな程度のことなら却下をし、絶対イエスということだけしかやらないと考えて
いく必要があります。
次に、自分にチャンスが訪れたときに、そのチャンスをどうとらえ、どのように選別す
るかについての方法が次の3つのプロセスで説明されていました。

①そのチャンスについて、記述すること。
②考慮するに値するチャンスの「最低限の基準」を3つ書き出すこと
③考慮するに値するチャンスの「理想の基準」を3つ書き出すこと

このとき、最低限の基準を満たしていないチャンスは、却下するし、理想の基準を満た
していないチャンスも却下することになり、結局すべてを満たしているものだけが考慮
に値するチャンスになりえることになります。
自分にとって、チャンスが巡ってきたとき、そのチャンスを検討という作業は通常はせ
ずに飛び込んでしまっています。
この本を読んで、チャンスが訪れたときに、一旦立ち止まり、先ほどの3つのプロセス
において、検討してから、実行していく必要があると感じました。

第10章 最終形を明確にする

自分たちが目指すべき目標に向かって進むために目的や戦略を定めるときにそれは明確
なものであるかどうかを改めて見つめ直していく必要があります。
目的や戦略が明確でないとき、人はどうでもいいことに時間とエネルギーを消費します。
そこで、目的を明確にするための方法として、「本質目標」を定めることが提案されて
います。
例えば、「○○年までに医者になる」というように定めることで、自分は何を学ぶべき
かは明確になり、行動を起こすときに、余計な選択肢を考えずに済みます。

第11章 断固として上手に断る

自分たちは、人から何かを頼まれた時に断ることがなかなか出来ないことが多いです。
例えば、友人からの食事の誘い、上司からの仕事の依頼など、断ることを考えただけ
で、胸の中がいやな感じになってきます。相手を失望させたくないし、関係を壊した
くないと考えたりします。しかし、断るといった行動をしないと、無駄な時間を過ご
すことになります。
この本において、人が断るという行動について、エッセンシャル思考と非エッセンシ
ャル思考で次の様に考えた方に違いがあると説明されています。

エッセンシャル思考
・きっぱりと上手にノーと言う
・本当に重要な事しか引き受けない

非エッセンシャル思考
・周囲の期待とプレッシャーに負けてイエスと言う
・何でも引き受ける

非エッセンシャル思考の人は、よく考えもせずに、相手を喜ばせるためだけに仕事を引き受ける。
一方、エッセシャル思考の人は、そうした気分のよさが長続きしないことをよく知っています。一瞬の満足のあとでやってくるのは、深い後悔であると知っていますので、重要な事しか引き受けれません。

自分自身も含めて、人は他人から頼まれると断るという選択肢を放棄しがちです。
しかし、そこで改めて立ち止まり考えて、それが重要なことであるかどうかを検討
する必要があると感じました。

今日もご覧いただきまして、誠に有難うございました。

 

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